そばが人の体に良い影響をもたらしてくれることは昔から知られておりました。そのため、古くから日本人の食文化にそばが根付いているのです。では具体的にどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。
タンパク質は人の体のエネルギー源となる三大栄養素のひとつ。生命の維持や成長に必要不可欠な栄養素です。とくに、そば粉のタンパク質は身体の発育に優れている必須アミノ酸を多く含んでいるので、成長期の子どもには最適な食品と言われています。
そば粉のビタミンB1やB2は、精白米の約4倍も多く含まれています。 最近、イライラしやすかったり体力が低下したと感じるのには、ビタミンB1が影響している可能性が高いです。またビタミンB2は、栄養素の代謝をサポートする働きがあるため、バランスよく摂取することが大切なのです。
そばが体に良いと言われている大きな理由となっているのが、ポリフェノールの一種であるルチンが多く含まれているためです。ルチンは、毛細血管の働きを強化してくれるので、血液の循環も良くなり新陳代謝も高まります。体に悪影響をもたらしてしまう活性酸素を除去してくれる働きもあると言われています。 しかし、ルチンは水溶性の栄養成分なので、そばを茹でる際に湯の中に溶け出してしまいます。しっかり栄養分を摂取したいのならば、そば湯も飲んでみては。
そんな栄養成分を十分に摂りたいのならそば粉やそばの実を使った調理がおすすめです。