そばと言えば信州(長野県)というイメージが強いほど、「信州そば」は有名です。深い山々に囲まれている信州では、米や野菜が育ちにくいという難点があったのですが、標高が高く寒暖差のある場所の方がそばの栽培には適しています。そのため信州では各地でそばの栽培が行なわれて、信州の人々にとってそばは生活を支える糧となったのです。
そばの名産地が多い信州の中でも、古くから神事の宴席などにも振舞われていた「戸隠そば」は、全国的にも人気が高く、日本三大そばの一つに数えられており、一度は食べてみてほしい一品です。戸隠そばは、打ち方にも特徴があり、”一本棒丸のし"という、めん麺棒一本でそば生地を丸く厚みが均一になるように延ばしていきます。地元の根曲がり竹で作ったざるに、水を切らずに『ぼっち盛り』と呼ばれる独特の盛り方で提供するのが特徴的です。
昼夜の温度差が大きく、霧が発生しやすい土地で作られるそばを「霧下そば」と言います。昼夜の温度差が大きいと、気温の挽く夜は、ソバは日中貯えた養分を種(実)の充実に使うため、おいしいソバになると言われています。日本三大そばの一つ戸隠そばは、霧下そばの代表的なもののひとつで、幅広い世代の方においしく召し上がっていただいております。
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